登山家の栗城史多(くりき・のぶかず)さんがエベレストで命を落とすという悲報が入ってきました。

 

栗城史多さんのエベレスト挑戦については、以前から「無謀だ」と心配するが多々挙がっていました 😥 

 

けれども今回は「AbemaTV」が栗城史多さんのエベレスト挑戦を生中継で放送する予定を入れており、ひょっとすると「無理だけど、引くに引けない」状況になってはいなかったか!?という点が気になりました。

 

そこで今回は栗城史多さんについて

・プロフィールや活動内容、登山歴

・無謀ともいえるエベレスト登頂に何故挑んだか

という点についてまとめ、考察してみました。

 

栗城史多プロフィール

栗城史多

名前:栗城史多(くりき・のぶかず)

生年月日:1982年6月9日

出身地:北海道瀬棚郡

出身校:札幌国際大学人文社会学部

 

栗城史多が登山を始めたきっかけ

栗城史多さんが登山を始めたのは、大学で山岳部に入部したことがきっかけでした。

 

大学の山岳部と言えば、明治大学(植村直己さんら多くの登山家を輩出)や日本大学(日本人最多エベレスト登頂5回の村口さんの出身校)などが有名です。

 

栗城史多さんも大学の山岳部で登山の基礎から学びました。

 

栗城史多の登山歴

エベレスト

栗城史多さんは20歳のときに中山峠から小樽市の銭函まで、1週間程度の雪山年越し縦走を行いました(標高1000m前後)。

 

そして2004年に北米最高峰のマッキンリー(標高6194m)の登頂に成功したのを皮切りに、2007年までの間に栗城史多さんは6大陸の最高峰登頂に成功しています。

 

ちなみに6大陸の最高峰とは、

・マッキンリー(北米最高峰:標高6194m)

・アコンカグア(南米最高峰:標高6959m)

・エルブルース(ヨーロッパ最高峰:標高5642m)

・キリマンジャロ(アフリカ最高峰:標高5895m)

・カルステンツ・ピラミッド(オセアニア最高峰:標高4884m)

・ビンソンマシフ(南極大陸最高峰:標高4892m)

です。

 

他には

・チョ・オユー(世界第6位高峰:8201m)

・マナスル(世界第8位高峰:8163m)

の登頂に成功しています。

 

エベレスト(チョモランマ:世界最高峰8848m)の登頂には過去7回挑戦し、

・2009年9月:体力の限界により7950mで敗退

・2010年8月:7750mで敗退

・2011年8月:7800mでカラスに食料を荒らされ登頂断念

・2012年8月:7700mで敗退(このとき指先が凍傷にかかる)

・2015年8月:7900m付近で敗退

・2016年9月:7400mで敗退

・2017年5月:6800mで敗退

という結果に終わっています。

 

栗城史多は普段は登山以外に何をしていた?

栗城史多さんは普段、『株式会社たお』の代表取締役として

「企業や学校で応援しあうチーム作りと人材育成を専門とした講演」

「人材育成のアドバイザー」

という仕事をしていました。

 

早い話が、起業家です(;^ω^)

 

あちこちで講演を行ったり、

栗城史多

 

著書を出版したり、

一歩を越える勇気 [ 栗城史多 ]

 

有名人と対談をしたりしています。

以前どうしても栗城史多さんにお会いして挑戦することについてお話を伺ってみたいと会わせて頂きました。実際のエベレスト装備も着させて頂きました。その後も是非一緒に山に登りましょう!ご飯行きましょう!と何度もお誘い頂きました。本当にショックです。栗城史多さんの御冥福を心からお祈りします pic.twitter.com/ODqXmS59rg

— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) 2018年5月21日

 

2010年に栗城史多さんは「登山とインターネットを結んだ」として功績が評価され、ファウスト大賞を受賞しています。

 

しかしエベレスト登頂という大きな目標を掲げている割には、登山のトレーニングよりもメディア露出の時間が長いように感じられるのが栗城史多さんの活動の特徴です。

 

栗城史多さんの活動スタイルは「年に1回チョロっとエベレストに行って、その経験談を元に講演活動などを行い、スポンサーなどからお金を集める」という感じなのかな?と思われました。




 

栗城史多が無理無謀なエベレスト登頂に挑んだ理由はスポンサーがいて引くに引けなかった?

栗城史多さんは2018年5月、8度目のエベレスト登頂を目指していました。

 

しかし栗城史多さんは途中で体調を崩し、7400m付近から下山途中に低体温症のため命を落とすという最悪の結末を迎えてしまいました。

 

いったい何故、栗城史多さんは無理無謀なエベレスト登頂に挑んでしまったのでしょうか。

 

栗城史多エベレスト挑戦に「無謀」の指摘は以前からあった

栗城史多さんのエベレスト登頂について、登山ライターの森山憲一さんが1年前に

タイミングとか体調管理でなんとかなるレベルではまったくないことは、ヒマラヤに登ったことがない私でさえわかります。常識的に考えれば、もうとっくに登り方を変えるか、あるいは目標の山を変えるかするべきなのに、頑ななまでにやり方を変えない。これでは、ただの無謀としか思えないのです。

と指摘しています。

 

登山ライター森山さんは栗城史多さんの実力を野球に例え「大学野球レベル」と評しています。

 

そして、栗城史多さんが挑もうとしていること(エベレスト登頂を、超絶難しいコースを無酸素単独で成し遂げる)を「完全にメジャーリーグの課題」と評しています。

ヤンキースの4番を目指すなら、野球にすべてを捧げる日々を送っていないと説得力ないでしょ。ふだんはフルタイムのサラリーマンをしていて、ヤンキースの4番と言っても荒唐無稽にしか聞こえないじゃないですか。野球ならすぐわかる理屈が、なぜ登山だとわからないのか。

確かに、困難な課題に全身全霊で日々努力して目標実現を目指すのなら、まだ分かりますよね。

 

でも栗城史多さんは普段は講演会活動などを多くされていて、登山のためのトレーニングをしている様子が伝わってきませんでした。

 

そのことを登山ライターの森山さんは指摘していたのです。

 

栗城史多が指9本を失ったのは自らの無謀さが招いた?

栗城史多さんは2012年のエベレスト登頂の際、両手指が重度の凍傷にかかるという事態に陥っています。

 

漢方薬などで凍傷の治療を試みた栗城史多さんでしたが、回復には至らず、結局両手指の9本を切断しなくてはならなくなってしまいました。

 

しかし栗城史多さんの指が凍傷にかかったのは、エベレスト登山にもかかわらず、画像のように指の空いた手袋をしていたことが原因なのです(+д+)

スマホ栗城史多

 

栗城史多さんはエベレストでスマホ操作をしたかったため、指の空いた手袋をしていたのですΣ(゚д゚lll)

 

登山ド素人の私でも、エベレストで素肌丸出しは無謀じゃないかと思います><

 

こんな風に無謀な行動をしてしまう栗城史多さんですから、他にも無茶をいっぱいしてきたんじゃないか…と疑ってしまいます(-_-;)

 

スポンサーがついていたから、無茶をしたのか

栗城史多さんの8度目のエベレスト登頂は、AbemaTVが生中継する予定となっていました。

栗城史多

 

更にはグリコやハイアール(中国の家電メーカー)なども栗城史多さんの活動を応援していました。

栗城史多

 

スポンサーを何社も集めた栗城さんの能力はすごいと思いますが、お金を集めた分、引くに引けないというところがあったのではないかと思います。

 

また、栗城史多さんの講演や活動に素直に感動し、「頑張って!応援してます!」と言うファンも少なくありませんでした。

 

ファンから「栗城さんの活動に勇気をもらえます」なんて言われたりしたら、例え準備不足であっても「登頂する」って言わざるを得ない面もあったのかもしれません。

 

栗城史多さんは今回のエベレスト登頂の途中、体調の悪さを自覚して病院を受診しています。

 

このときに登頂を断念してさえすれば、最悪の結果は免れたと思うのですが…。

 

しかしもしかすると「AbemaTVの中継があるから頑張ろう」なんて張り切ってしまったりしたのでしょうか。




 

まとめ

栗城史多さんは6大陸の最高峰を制覇した登山家ですが、エベレスト登頂は叶うこと無く命を落としてしまいました。

 

栗城さんのエベレスト登頂を心配し無謀を唱える意見もありましたが、スポンサーのために引くに引けなかったのか、あるいは生来の性格が無鉄砲なのか、8度目のエベレスト登頂に挑み、とても残念な結果に終わってしまいました。

 

まだ35歳と若かった栗城史多さん。

 

ご冥福を心よりお祈りいたします。