麻疹(はしか)は大変感染力が強いため(空気感染)、マスクをしていても感染を防ぐことはできません 🙁 

 

そのため麻疹(はしか)の感染を防ぐためには予防接種が1番の対策となります。

 

自分が麻疹(はしか)の予防接種を受けたかどうかは母子手帳を見れば分かるのですが、母子手帳が手元にないなどの理由で接種履歴が分からない人も少なくありません。

 

また過去には麻疹(はしか)の予防接種が義務化されていない年代もあったため、麻疹(はしか)の予防接種が義務化される前に生まれた人については1回も予防接種を受けていない可能性もあります。

 

そこで今回は、麻疹(はしか)の予防接種が義務化された年代を分かりやすくまとめ、自分の生まれた年がどの年代に該当するかチェックできるようにしてみました!




 

麻疹(はしか)の予防接種はいつから義務化?受けていない年代は?

2018年4月に沖縄県で麻疹(はしか)が流行し、23日の時点で感染者は71人に上ると沖縄県が発表しました 🙁 

 

今回の沖縄での麻疹(はしか)流行は、台湾からの観光客から感染が広がったものです。

 

麻疹(はしか)を発症した年代の75%が20~49歳であり、これは麻疹(はしか)の予防接種が義務化されていない(任意接種)年代、もしくは麻疹(はしか)の定期接種が1回だけだった年代に当てはまります。

 

これを見ると、麻疹(はしか)の発症とワクチンの接種回数は関連がありそうな感じがしますよね。

 

では早速、麻疹(はしか)のワクチン予防接種が義務化された年代について見ていきましょう。

 

1966(昭和41)年:麻疹(はしか)ワクチンの任意接種スタート

麻疹(はしか)のワクチン接種がスタートしたのは1966(昭和41)年のことです。

 

1965(昭和40)年に名古屋で麻疹(はしか)が流行したことをきっかけに麻疹ワクチンの研究が行われ、ワクチン接種の効果が認められたため任意接種で麻疹のワクチン予防接種がスタートしました。

 

1966(昭和41)年にスタートした当初は「KLワクチン」という、K(不活化)とL(生)ワクチンの併用だったのですが、1969(昭和44)年から「FLワクチン」と呼ばれる高度弱毒生ワクチンへとワクチンの種類が変わりました。

 

しかし当時は任意接種だったために予防接種の接種率は低く、むしろ麻疹(はしか)に自然感染して免疫を獲得している人が多いのがこの年代(昭和41年以前の生まれ、昭和41年~昭和52年生まれ)の特徴です。

 

1978(昭和53)年:麻疹(はしか)定期接種(1回)スタート

1966(昭和41)年にスタートした麻疹(はしか)の予防接種は任意だったために接種率が低く、1978(昭和53)年から麻疹ワクチンは定期接種(予防接種法に基づき市区町村が実施する予防接種)に組み込まれました。

 

麻疹(はしか)ワクチン接種の対象となったのは1~7歳半の子供で、接種回数は1回です。

 

1989(平成元)年には麻疹・風疹・おたふくかぜのMMR3種混合ワクチンを使うことが許可されたため、ワクチン接種を受けるときは麻疹ワクチン単独かMMR3種混合を選べるようになっていました。

 

ところがその後、MMRに含まれるおたふくかぜワクチンによる無菌性髄膜炎の発症が相次いだため、1993(平成5)年にMMRワクチンの接種は中止となりました。

 

翌年の1994(平成6)年には予防接種法が改正され、麻疹(はしか)の予防接種は義務接種から努力義務(保護者が子供に受けさせるよう努めなければならない)に変わりました。

 

1993(平成5)年~1994(平成6)年あたりに生まれた方は、ワクチン接種が「努力義務」に変わったことと、お母さんが副作用を心配したために、麻疹(はしか)のワクチン接種を控えていたケースが多い年代です。

 

しかし2001年に日本で麻疹(はしか)の大流行が起こり、世界中から「麻疹輸出国」と非難されたため、

「1歳になったらすぐの麻疹ワクチン接種」

「1歳のお誕生日に麻疹ワクチンのプレゼントを」

という動きが拡がり、麻疹ワクチンの接種率が上がりました。

 

2006(平成18)年:麻疹(はしか)定期接種(2回)スタート

2006(平成18)年から麻疹(はしか)の予防接種は麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の定期接種2回とすることとなりました。

 

対象は、1歳児と小学校入学前の1年間です。

 

麻疹(はしか)の予防接種を何故2回行うようになったかというと、

・1回のワクチン接種では充分な免疫がつかない(抗体がつかない)こともある

・1回のワクチン接種で時間と共に免疫が薄れるのを防ぎ、免疫を強くするため

・1回目のワクチン接種を受けそびれた子供にもう1度ワクチン接種の機会を与えるため

という3つの理由が挙げられます。

 

2007(平成19)年に大学生や高校生を中心に麻疹(はしか)が大流行し、学校が休校になったりワクチンが不足したことが社会問題となったため、麻疹(はしか)の予防接種を子供に受けさせるお母さんの数は増えました。

 

2008(平成20)年~2012(平成24)年:補足的予防接種の実施

これまで1回しか麻疹(はしか)の予防接種を受ける機会を与えられていなかった年代の人にもう1度ワクチン接種の機会を設けられたのが、2008(平成20)年~2012(平成24)年の5年間でした。

 

具体的には、2008(平成20)年度から5年間、中学1年生と高校3年生にワクチン接種を無料で行う機会を設けたのです。

 

対象となった年代は、

・中学1年生:平成7年4月2日生まれ~平成12年4月1日生まれ

・高校3年生:平成2年4月2日生まれ~平成7年4月1日生まれ

となります。

 

まとめ

麻疹(はしか)ワクチン予防接種について、

~1965(昭和40)年以前

麻疹ワクチン予防接種なし。麻疹(はしか)の自然感染で免疫を持つ人が多い年代。

 

1966(昭和41)年~1977(昭和52)年

麻疹ワクチン予防接種は任意接種

しかし接種率は低く、麻疹(はしか)の自然感染で免疫を持つ人も多い年代。

 

1978(昭和53)年~2005(平成17)年

麻疹ワクチン予防接種は定期接種1回

1994(平成6)年には努力義務へと変更。

1993(平成5)年にMMR3種混合ワクチンでの副作用(無菌性髄膜炎)が相次いだため、この年はワクチン接種を控える保護者が多かった。

1990(平成2)年4月2日~2000(平成12)年4月1日生まれの人は、追加で中1もしくは高3でワクチン接種が受けられた。

 

2006(平成18)年~

麻疹ワクチン予防接種は定期接種2回

 

予防接種が義務化された年代であっても「熱を出してしまった」などの理由でタイミングを逃して予防接種を受けていない人もいますし、逆に予防接種が義務化されていなくても麻疹(はしか)にかかって自然に免疫が作られている人もいます。

 

自分が予防接種を受けたかどうか分からない、あるいは予防接種を受けたけど免疫(抗体)を持っているかどうか不安な場合、近くの病院で麻疹(はしか)の抗体検査や予防接種を受けることをオススメします。

 

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