夏から秋にかけて、涼しくなるにつれ風邪っぽい症状が現れる人が増えてきます。
くしゃみや鼻水、喉の痛みや鼻づまりなど辛くて仕方がないという場合、もしかしたらそれは「秋の花粉症」かもしれません。
秋の花粉症について、原因や対策をまとめてみました。
Contents
秋の鼻や喉の症状、もしかしたら花粉症?
夏の終わりから秋にかけて気候が涼しくなっていく時期にくしゃみや鼻水、喉の痛みといった症状が出た場合、季節の変わり目の風邪という可能性もありますが、秋の花粉症である可能性もあります。
秋の花粉症と風邪の症状の見分け方
秋の花粉症の症状として、以下のような特徴が挙げられます。
・鼻水は透明で水っぽく、サラサラしている
・1週間以上くしゃみや鼻水の症状が続く
・目がかゆい
・喉の粘膜が腫れぼったくてかゆい、もしくは痛い
・身体がだるく熱っぽいこともあるが、高熱にはならない
・晴れた日に症状が強く出る
・食欲は普段と変わらない
いっぽう、風邪の症状は以下のような特徴が挙げられます。
・鼻水は粘り気がある
・症状は1週間以内で治まる
・目のかゆみはない
・熱が出ることもある(高熱)
・天候と症状の強さは無関係
・食欲が普段よりも落ちる
秋の花粉症と風邪との見分け方のポイントは、鼻水が透明でサラサラしているかどうかです。
風邪をひいて出る鼻水は粘り気がありますが、花粉症などのアレルギー症状で出てくる鼻水は水っぽくサラサラとしています。
他にも目のかゆみの有無や、晴れた日に症状が強く出るかどうかも、秋の花粉症と風邪との見分け方のポイントです。
症状の区別がつかないという場合や、症状が長引いて辛い場合は医療機関で相談しましょう。
秋の花粉症は何故起こるの?
本来ならば植物の花粉は身体には無害なのですが、花粉が身体に付着した時にそれを体外へ出そうとして、自分自身を苦しめるような症状となって現れることがあります。
くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状は、鼻や目の粘膜に付着した花粉を体外に追い出そうとして起こっています。
鼻水や涙が花粉を洗い流す役割を果たしているのです。
この症状が過剰に現れた状態がアレルギー反応であり、秋の花粉症が起こる仕組みなのです。
秋の花粉症の原因は?
春の花粉症はスギやヒノキの花粉が代表的ですが、秋の花粉症の原因は背の低い草花の花粉が主な原因となっています。
秋の花粉症を引き起こす代表的な草花は以下のとおりです。
ブタクサ(キク科)
ブタクサは全国の河原や道端などに分布している、高さ1mほどの雑草です。
秋の花粉症の代表的な雑草で、スギやヒノキに次いで花粉症の患者が多い植物です。
8月~10月にかけて、特に早朝や午前中に多く花粉を飛ばします。
ブタクサの花粉はスギ花粉に比べて粒子が小さく、喉の奥(気管)に入りやすいという特徴があります。
そのため、秋の花粉症は春の花粉症と比べて喉の症状が出やすいという特徴があります。
ヨモギ(キク科)
ヨモギは全国のいたるところに集団で自生する植物です。
ブタクサと同様、秋の花粉症の原因となる代表的な植物です。
花粉の飛散時期は8月~10月いっぱいです。
カモガヤ(イネ科)
カモガヤは高さ1mほどの植物で、牧草としても知られています。
花粉の飛散時期は5~7月がメインなのですが、夏から秋にも花粉を飛ばします。
カナムグラ(アサ科)
カナムグラは全国の日当たりの良い場所に生息する、つる植物です。
電柱や木などに絡みついているのを見たことがある方も多いと思います。
花粉の飛散時期は8月~10月いっぱいです。
秋の花粉症を引き起こす草花は身近なところに生息していることが多く、気がつかないうちに花粉を吸い込んでしまいがちです。
春の花粉症や通年性アレルギー性鼻炎のある人は秋の花粉症の症状も出やすいことが多いです。
そのため、秋の花粉症の原因となる花粉の飛散時期を知っておいて、花粉症対策を取ることが症状を緩和するポイントとなってきます。
秋の花粉症、対策は?
秋の花粉症の症状を抑えるために有効な対策を挙げてみます。
花粉を防ぐ、除去する
秋の花粉症の原因となる植物は丈が低く、春のスギやヒノキの花粉が高い位置から風に乗って数10kmも飛散するのとは違って、数10mの範囲にしか広がりません。
そのため、原因となる植物が生えている場所を知って近づかないようにすることで予防につながります。
また、他に有効な手段として
・マスクやメガネ、帽子を着用して身体への花粉の付着を防ぐ
・帰宅時には服をはたいて花粉を落とす
・うがい、洗顔、シャワーなどで花粉を洗い流す
・こまめな掃除
・ドアや窓を閉める
・空気清浄機や加湿器の活用
といった対策が挙げられます。
最近ではこういった鼻うがいの商品も出ているので、薬を使わずに花粉症の症状を和らげたい人にはオススメです(*^^*)
![]() |
小林製薬 ハナノア 鼻洗浄 鼻うがい シャワータイプ シャワーボトル 専用洗浄液300ml【楽天24】[ハナノア 鼻洗浄剤]
|
薬を服用する
アレルギー症状を抑える薬を服用するのは手軽で手っ取り早い方法です。
アレルギー症状が本格化する前に医療機関を受診し、薬の服用を開始しておくことをオススメします。
症状が出てしまった後でも、なるべく早く薬の服用を開始することで、症状を和らげる効果が期待できます。
ツボを押す
花粉症に効果のあるツボを押すことで、症状の緩和が期待できます(*^^*)
自分は鍼灸院で鍼を打ってもらったことがあるのですが、そのときは止まらなかった鼻水がピタッと止まって鼻が通るようになりました!
(持続性はなかったですが、即効性がありました)
なので、自分の実体験からもツボ押しをオススメします☆彡
以上、秋の花粉症について原因と対策でした(^^)/