福岡県の小郡市(おごおりし)で母子3人が死亡し、妻・由紀子さんの殺害容疑で福岡県警の警察官の夫・中田充容疑者が逮捕された事件で、遺体発見の前日に充容疑者が昇任試験に落ちていたことがわかりました。

警察では、事件の背景になったかどうかを調べています。

殺害の動機は昇任試験の不合格!?夫婦間でいったい何が

小郡市の事件現場

福岡県小郡市で6日に母子3人が自宅で死亡しているのが見つかった事件。

当初は無理心中の疑いがあるかとも思われましたが、司法解剖の結果、殺人試験と断定されました。

8日に逮捕されたのは夫の中田充容疑者(38)でした。

夫の中田充容疑者は容疑を否認していますが、殺害された妻の由紀子さんの爪から検出された微物がDNA鑑定の結果、夫の中田充容疑者のものと一致したことがわかっています。

また中田充容疑者は「妻とは不仲だった。子育てをめぐって口論があった」などと話しており、夫婦間トラブルが殺害の動機になったと見られています。

その後の調べで、夫の中田充容疑者は事件前に警察の警部補への昇任試験を受けていて、遺体発見の前日に2次試験で不合格となっていたことも分かりました。

昇進試験の不合格が、殺害の引き金になったのでしょうか!?

母子を殺害に至った引き金が昇進試験の不合格と仮定して、それに至るまでの経緯を推察してみました。

中田充容疑者は自己愛性人格障害?頻回の部署異動は人間関係のトラブルが原因か

自己愛性人格障害、という障害があります。

私は、中田充容疑者がこの自己愛性人格障害だったのではないかと推察します。

自己愛性人格障害とは、自己愛性パーソナリティ障害とも呼ばれており、その特徴は異常なまでに自分に自信を持ち、自分の実際の能力よりも遥かに上回る能力や才能を持っていると思い込んでしまうことが特徴です。

他人に嫉妬されていると勘違いをすることや、人に嫉妬することも多く、周囲の人間とのトラブルにも繋がりかねません。自己愛性人格障害は自分自身が間違った価値観を持っている事で過剰に自己を評価してしまい、他人を軽蔑してしまいます。そのせいで、人の気持ちを汲み取ることができずに職場や学校、結婚生活等でも支障をきたしてしまいます。

妻の由紀子さんは、夫の中田充容疑者の頻回の部署異動に伴う転勤を苦にしていたことが報道により明らかとなっています。

頻回の転勤は、中田充容疑者が人間関係がうまくいかないのを理由に頻繁に転勤願いを出していたことから起きています。

自己愛性人格障害の症状として、人の感情を読み取るのが難しいという特徴があります。中田充容疑者が“自分が誰よりも優れているのに正当な評価をされない”などと考えて、自分を“正当に”評価してくれる部署を求めて異動願いを出し続けてきた可能性はあると思います。

また、もしも2人の子供たちに発達障害の気質が遺伝していたとしたらどうでしょうか。学習障害や多動など、一見発達障害とは見えないような形で何らかの障害を抱えていたとしたら、妻・由紀子さんは人一倍育児で悩んでいたかもしれません。これは、事件当初に由紀子さんのお姉さんが「妹は育児で悩んでいた」との証言に矛盾しないものであります。

常日頃から夫と子供の気質で由紀子さんが悩んでいたところへ、中田充容疑者が昇進試験で落ちたことに腹を立て、由紀子さんに八つ当たりをしたのではないでしょうか。

そこへ、由紀子さんも日頃の不安や不満などを訴え、反論したのかもしれません。

自己愛性人格障害の場合、人から否定や批判をされると容易に傷ついてしまい、すごい勢いで反発し攻撃をします。もし、中田充容疑者が自己愛性人格障害だったとして、妻の由紀子さんから反論をくらったとしたら、自らを正当化するために手が出てしまった…ということがあり得ると思います。

もちろん、そんなことで殺人が正当化されることはあってはなりませんし、理由にはならないです。

何の罪もない子供たちが可愛そうですし、いくら不仲だったとはいえ妻を手に掛けることが許されるはずがありません。

妻や子供たちが可哀想でならない、ただただそう思います。