おととし、岩手県盛岡市内の認可外保育施設(現在は閉所)で食塩を過剰摂取させられて中毒死させられた下坂彩心ちゃん(1)について、父親が施設から彩心ちゃんを引き取る際に彩心ちゃんの身体や洋服など全身に塩の結晶がついていたことが明らかになりました。

なんて残酷なのでしょう・・・。

彩心ちゃんがどんなに苦しくて辛かったかと思うと、言葉もありません。

いったいどれだけの食塩を与えられたのでしょうか!?

1歳女児食塩中毒死、小さじ1以上の食塩を与えられたか

公益財団法人 日本中毒情報センターによりますと、

食塩は人にとって必要不可欠な化学物質であるが、摂取量によっては致命的な中毒を生ずることがあるので、小児の誤飲事故には注意が必要である

とされています。

塩化ナトリウム(食塩)の致死量は、ヒトの体重1kgあたり0.5~5gとされています。

1歳女児の体重はおよそ9キロ前後と考えられますので、1歳女児にとって4.5gほどの食塩を与えられると死に至る危険があるといえます。

小さじ1の食塩が5gですので、彩心ちゃんが摂取させられた食塩の量もそのくらいだと考えられます。

彩心ちゃんの全身には塩の結晶が付着し、洋服も塩の結晶で固くなっていたそうです。

とてもじゃないけど飲み込めるような量ではないのに、無理やり飲まされたのかと想像すると、むごたらしくて言葉を失います。

逮捕の元園長・吉田直子容疑者、殺人では!?

彩心ちゃんが亡くなった2015年8月17日は、保育施設内には彩心ちゃんと元園長の吉田容疑者しかいなかったそうです。

吉田容疑者は彩心ちゃんに食塩を飲ませたことを認めています。

しかし「死なせるつもりはなかった」との供述をしているそうです。

吉田容疑者は無資格だったそうですが、常識的に考えても乳児に塩分を与えたら危険というのは分かると思うのですが。

ましてや保育施設を経営する身で、赤ちゃんや子供に何が危険か分からないなんて言語道断です。

吉田容疑者が経営していた認可外保育施設の「スマイルキッズ」は、2015年の7月に開所したそうですが、彩心ちゃんが亡くなった8月いっぱいで閉所しています。

つまり、開所からわずか1カ月半ほどで事件は起きたということになります。

吉田容疑者が子供のこともろくに考えずに、金儲けのためだけに保育所を開設したのではないかと疑いの目でみてしまいます。

彩心ちゃんが亡くなった日は1歳の誕生日だった

彩心ちゃんが亡くなった8月18日は、彩心ちゃんの1歳の誕生日だったそうです。

本来ならばご馳走や甘いデザートでお祝いされるはずだった誕生日の、前日に与えられたのが多量の塩だったというのは余りにも残酷です。

ご両親の心の傷もさぞかし深いものと拝察します。

事件の真相がこれから明らかになることを望みます。