12月2日のサタデーステーションで「オンライン診療」について取り上げられました。

 

オンライン診療(遠隔診療)とはいったいどのようなものなのでしょうか?

 

オンライン診療のメリットやデメリット、適している診療科などについて考察してみました。

 

 

オンライン診療とは?

オンライン診療とは、医師がスマートフォンやパソコンなどのインターネット回線を使って診察や薬の処方を行うことを言います。

オンライン診療

 

具体的には、

「患者がスマホやパソコンの画面を通して医者に病状を伝えたり患部を見せたりする」

→「医師が画面を見て病気の診断を行ったり薬を処方したりする」

という流れになります。

 

また、例えば

・手術中に切除した患者の組織の一部を他の病院にいる病理医に見てもらう

・レントゲン写真を放射線医にデータで送信し、その写真を元に放射線医が癌の有無をチェックする

などの行為も「オンライン診療」にあたると考えられます。

 

既にオンライン診療を行なっている医療機関も実際にあり、今後ますます発展が見込まれる分野の一つであると考えられます。

 

オンライン診療のメリットは?

オンライン診療のメリットとして、

・遠隔地でも医師の診察が受けられる

・病院まで足を運ばなくていいので、身体の不自由な方やお年寄り、小さい子供がいて手が離せない人にはとても助かる

・セカンドオピニオンとして専門家の診断をすぐに仰ぐことができる

・通院時間や待ち時間がゼロなので、忙しい人にとっては助かる

ということが挙げられます。

 

忙しかったり、子供が小さかったりしてなかなか病院に足を運ぶことができないときにはオンライン診療は助かりますね(*^^*)

 

オンライン診療のデメリットは?

オンライン診療のデメリットとして、

・患者を直接診ないので、誤診の可能性が高くなる

・個人情報が漏れる可能性がある

・万が一病気を見落とした場合の、責任の所在があいまい

・スマホやパソコンなどの操作を必要とする(お年寄りには難しいかも)

ということが挙げられます。

 

オンライン診療に適した診療科は?

オンライン診断には、まずは医療機関で直接診療が行われ、そのうえで経過観察や定期的な診察を行うという流れがふさわしいです。

 

そのため、例えば「禁煙外来」や「メンタルクリニック」「糖尿病外来」など、患者が定期的に診察や薬の処方を受けるようなケースではオンライン診療でもよいのではないかと考えます。

 

医療人として、私がオンライン診療に思うこと

私は医師ではありませんが病院に勤める医療スタッフなので、職場で患者さんと接することもあります。

 

患者さんって「医者には言えないけど、スタッフになら言えること」を抱えているケースが結構あったりするんですよね。

 

それを医療スタッフで共有し、医師に伝え、よりよい医療を提供するのが私たち病院勤務者の役目の一つだと思っています。

 

でもオンライン診療だと、患者さんが医師としかやりとりしなくなってしまい、患者さんの大切な情報を見逃してしまうこともあるのではないかと心配です。

 

もちろん、遠隔地でも医師の診察を受けられたり、自宅に居ながらにしてオンラインで処方箋を発行してもらうなど、オンライン診療の利点も理解しています。

 

なのでオンライン診療と直接診療を上手く組み合わせて使っていければいいのかな、と思います。