ミッフィー」の作者であるオランダの絵本作家・グラフィックデザイナーのディック・ブルーナが16日、オランダの自宅で天国へと旅立ちました。89歳でした。

ディック・ブルーナの訃報に触れ、ミッフィーやディック・ブルーナに影響を受けた日本人作家など、調べてみました。

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「ミッフィー」について

ミッフィーの絵本がオランダで最初に発売されたのは、1955年6月21日です。

「ちいさなうさこちゃん」「うさこちゃんとどうぶつえん」の2冊が出版されました。

原作では「ミッフィー」は「ナインチェ・プラウス」という名前です。

日本では訳者の石井桃子さんが「うさこちゃん」と福音館書店刊行の絵本で翻訳しています。

誰もが一度は「うさこちゃん」の絵本を手にしたり目にしたりしているのではないでしょうか。

>ちいさなうさこちゃん改版 [ ディック・ブルーナ ]

 

「ナインチェ・プラウス」がイギリスで英語訳されたときに「ミッフィー」となり、TVアニメやグッズなどでは「ミッフィー」としておなじみです。

ここでは表記を「ミッフィー」で統一します。

作者ディック・ブルーナのミッフィーに対するこだわり

ミッフィーはいつも正面を向いている

>うさこちゃんのたんじょうび改版 [ ディック・ブルーナ ]

 

ミッフィーがいつも正面を向いているのは、作者ディック・ブルーナのこだわりです。

「正面向きの絵というのは、嬉しいときにも、悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子供たちと正直に対峙していきたいという気持ちのあらわれ」

なのだそうです。

小さな子供がミッフィーに惹かれるのは、ミッフィーが“いつも正面を向いている”という安心感があるからかもしれませんね。

ミッフィーは基本的に無表情

>うさこちゃんとどうぶつえん改版 [ ディック・ブルーナ ]

 

ミッフィーの顔は基本的に喜怒哀楽の表情がありません。

そのため、読み手が自分の気持ちに応じて自分の思うミッフィー像を作り上げて楽しむことができます。

ストレートな感情表現をすることが多い外国と比べ、日本人は感情を表に出すのが苦手な傾向にあります。

ミッフィーはその点いつも同じ表情なので、日本人には受け入れやすいキャラクターであるといえます。

目を閉じたミッフィーの顔もあります。

>うさこちゃんがっこうへいく改版 [ ディック・ブルーナ ]

 

東日本大震災のあとには、涙をこぼすミッフィーのイラストとメッセージを日本へ寄せてくれました。

ミッフィー
日本の皆さまへ 思いを込めて
ディック・ブルーナ

ミッフィーの輪郭はよく見ると震えている

ミッフィーの輪郭をよく見てみると、小刻みに震えていることに気が付きます。

これについて、作者ディック・ブルーナが

「わたしの線は、いつも少し震えています。

まるで心臓の鼓動のように。

震える線はわたしの個性なのです」

と語っています。

ミッフィーで使われる色は「ブルーナ・カラー」の6色のみ

ブルーナ・カラー

ミッフィーのイラストは、白と黒を除くと上の6色のみです。

それぞれの色には意味があります。

  • 朱色:喜びや幸せを表現
  • 黄色:安心や明るさを表現
  • 緑:自然や安定を表現
  • 青:やすらぎや静けさを表現
  • 茶色:落ち着きやミッフィーのお友達を表現
  • 灰色:ミッフィーのお友達を表現

それぞれの色味は強いのですが、隣り合ったときにお互いを損なうことなく引き立てる、計算されつくした6色となっています。

この6色は「ブルーナ・カラー」とも呼ばれ、ディック・ブルーナの作品の特徴でもあります。

それぞれの色の意味合いを意識しながらディック・ブルーナの絵本を読むと、より深くミッフィーの世界を楽しむことができるのではないでしょうか。

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ディック・ブルーナの影響を受けた日本人作家

五味太郎

こちらの商品のパッケージも五味太郎さんのイラストです。

><廣榮堂>元祖きびだんご

 

可愛くて、なんだか安心感のある絵柄ですよね(*^^*)

佐藤可士和

SMAPの関連グッズも、佐藤可士和さんデザインだったのですね!

無駄を削ぎ落としたデザインが、ディック・ブルーナの影響とのことで、なるほどな~という感じです。

ミッフィーのイベント

ツイッターより、いくつか拾ってきました。

最後に、ディック・ブルーナへ

私も「うさこちゃん」を読んで育ってきました。

小児科の待合室で、何度も何度も「うさこちゃん」を読んだことが思い出されます。

ディック・ブルーナの訃報に触れ、自分が抱いた気持ちに一番しっくりくるツイートを貼って締めたいと思います。

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